入れ歯
入れ歯をおすすめする場合
歯を失った場合の治療として、現在注目されているのはインプラントです。
しかし、以前より広く使用されてきた入れ歯にはさまざまなメリットがあり、症状によってはインプラントよりも入れ歯をおすすめする場合もあります。
大切なのは、症状に合わせて入れ歯やインプラントを選択することです。ここで、入れ歯の良いところをいくつかご紹介しましょう。
- ・治療費が安い
- ・大きな手術が必要ない
- ・手入れがしやすい
- ・治療期間が短くて済む
入れ歯は、保険治療で行えるものから自由診療になるものまでさまざまですが、全体的にインプラントよりも安価な治療です。
現在インプラントは1本30万から50万円程度の費用が必要です。
すべての歯をインプラントにするとなると、200万円以上もかかってしまいます。
それに比べると、たとえ保険が使えない入れ歯でも費用は安くなります。
インプラントにはあごの骨にインプラントを埋め込む手術が必要になります。
しかし、歯を失う人の多くは高齢者です。年齢が高くなればなるほど、持病や体力の関係で手術が難しいというケースも増えてきます。
入れ歯は、そうした難しい手術が必要ないので、受け入れやすい治療といえるでしょう。
入れ歯の場合は取り外して洗うことができます。
高齢になって自分で歯を磨くのが難しくなったときには、取り外して洗える入れ歯は口腔内の健康を維持する上で大きなメリットがあります。
インプラントは、骨にインプラントが定着するまでにかなり待つ必要があり、最低でも4ヵ月ほどの治療期間が必要です。
それに対し、入れ歯の治療は約2ヵ月から3ヵ月で終了します。
種類が豊富な当院の入れ歯
入れ歯には、大きく分けると部分入れ歯と総入れ歯の2種類があります。
当院では、患者様の症状や要望に合わせた治療を行なうためにさまざまなタイプの入れ歯を用意しています。
ここで、その種類をご紹介します。
総入れ歯の種類
- ◇コバルトクロム床義歯>
- ◇レジン床義歯
- ◇コンフォート義歯
メリット
強度があるので、たわみにくく症状に合わせて幅広い設計が可能です。また、熱伝導がよく、食べ物の温度を感じることができます。
デメリット
チタンやレジンに比べると重いです。また、金属アレルギーの問題があります。金属は固いので患者様によっては合わないこともあります。
メリット
プラスチック製なので非常に軽いという点が魅力。加工しやすいので修正も容易です。特に入れ歯の経験年数が長い患者様に好まれる素材です。
デメリット
プラスチックなので、強度に問題がありたわみやすく壊れやすいというデメリットがあります。熱の伝わり方が遅いので、食事の温度を感じにくいです。こうしたデメリットをメリットと感じる患者様います。
メリット
やわらかくしっとりとした感触が特徴のシリコンを使用しているので、入れ歯の装着感に優れています。適度な弾力が噛み締め感を生み出してくれます。
デメリット
シリコンは乾燥に弱い素材なので、劣化しやすく、噛み合わせに変化が生じやすいというデメリットがあります。長時間使用すると入れ歯が外れやすくなる場合もあります。
部分入れ歯の種類
- ◇金属床義歯
- ◇レジン床義歯
メリット
強度があるので噛んだときに割れる心配がありません。部分入れ歯の場合、入れ歯がたわんでしまうと両隣の歯に影響を与えますが、金属床義歯はたわみを最小限に抑えることができます。さらに、強度のある金属は入れ歯自体を薄く仕上げることができます。装着感がよく、食べ物の温度を感じやすい入れ歯を作ることが可能です。
デメリット
どの金属を使用しても、金属アレルギーの問題があります。また、使用する金属によってばらつきがありますが、良い素材になればなるほど費用がかかります。
メリット
金属を使用しないので、金属アレルギーの心配がありません。部分入れ歯の場合はバネなどに金属を使う場合がありますが、ノンクラスプデンチャーであれば、金属を一切使用せず入れ歯を作ることができます。
デメリット
強度が弱く、たわむことによって健康な歯にダメージを与える場合があります。また、熱伝導が悪いので、食事の温度をあまり感じることができません。
入れ歯治療の流れ
- 問診とカウンセリング
- 歯と歯茎の型取り
- 噛み合わせのチェック
- 歯並びの仮合わせ
- 新しい入れ歯の完成
- 定期検診
患者様に適した入れ歯を作るにあたって、現在の入れ歯の不満点や口腔内の状況を検査します。
その後、状況に従って適した入れ歯の提案や費用、治療期間などを説明いたします。
トレーを使って歯と歯ぐきの型取りを行います。
しっかりと噛むことのできる入れ歯製作のために重要な工程です。
この型に石膏を流して模型を作り、入れ歯を制作していきます。
模型にもとづいて患者様の噛み合わせのチェックを行います。
噛み合わせが悪い場合、話したり食事がしにくかったりという口腔内の問題だけでなく、全身の健康にも影響を与えます。
しっかりと合う入れ歯を作るためにも、正しい噛み合わせになるように調整していきます。
入れ歯の装着具合、噛み合わせ、歯並びを患者様の好みも参考に調整していきます。
出来上がった入れ歯を、患者様のお口に合わせて最終調整していきます。
さらに、手入れの方法や日頃のケアについてご説明いたします。
口腔内の状況は常に変化しています。
入れ歯を長く使い続けるには、定期的に検査を受けて、入れ歯を調整していく必要があります。
3ヵ月から6ヵ月に1度は、歯科医院にて入れ歯の具合をチェックすることをおすすめします。
- 北越谷歯科は、東武スカイツリーライン(東武伊勢崎線)「北越谷駅」から徒歩2分です。
越谷市北越谷2-42-10-1
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