0才から5才くらいのお父さま、お母さまへ
お母さん、乳歯はとても大切なんですよ!
すこやかな成長をになう乳歯
乳歯の役割の大切さ
- 食べものを噛む
- 永久歯が正しい位置に生えるための目印
- 顔の形を整え顎の発育を助ける
- 発音を助ける
- 全身の発育促進

乳歯は永久歯のナビゲーター
早く抜けると歯並びに悪影響
早く抜けてしまうと…
- 歯みがきしにくい
- 歯垢や歯石がたまりやすい
- ものが充分に噛めない
- 食べかすがついて汚れやすい
- 息が漏れて正しい発音ができない
ワンポイントアドバイス

むし歯予防は、正しいブラッシングから
むし歯にならないためには…
むし歯になりやすいところとブラッシングのポイント
上の前歯の歯と歯の間
- 奥歯の溝の部分
- 奥歯の歯と歯の間
仕上げ・点検みがきのポイント






乳歯はむし歯になりやすい
はやい、むし歯の進行。 乳歯は永久歯に比べてエナメル質が薄く、軟らかいため、一度むし歯になってしまうと進行が早く、5~6ヵ月くらいで神経近くまで進んでしまいます。 そこまでむし歯が進んでも、子どもは気づかないことが多いので、必ずお母さんが気をつけて、お口の観察を行いましょう。子どもと大人のエナメル質の差

子どものむし歯の原因
むし歯はどうしてできるの?
歯垢(プラーク)はむし歯菌のかたまり 糖質の入ったものを食べると、お口のなかのむし歯菌(ストレプトコッカス・ミュータンス菌など)がそれを栄養にしてグルカンを作ります。 ねばねばとしたグルカンは歯にくっつき、さらに増えていきます。 このむし歯菌などのかたまりが歯垢です。 歯垢のなかでは、バイ菌によって酸が作られます。酸は、硬いエナメル質を溶かし、むし歯を作ります。時間を決めずにダラダラと食べていると、むし歯になる機会が増えていくことになります。むし歯の発生
![]() むし歯菌+糖分 |
![]() |
![]() グルカンが歯垢となる |
![]() |
![]() 酸が歯を溶かす |
乳歯のむし歯の特徴

おやつ=おかしだと思っていませんか?

① おやつの時間を決めましょう
常におやつが食べられる状態だと、三度の食事のときにおなかがいっぱいで、食事をきちんと食べられなくなってしまいます。 また、だらだら食べがむし歯の大敵になります。② おやつの分量を決めましょう
決まった小皿に1人分として出しましょう。 もっと欲しがる時は「次のおやつの時間にね」とがまんすることも教えましょう。③ おやつの組み合わせを考えましょう
おやつは甘いものとは限りません。 果物やお芋でもいいでしょう。 しかし時には甘いものも欲しいですよね。 その時は飲みものとの組み合わせに気をつけて! ケーキにジュースの組み合わせでは砂糖の量がかなり多くなってしまいます。 甘いものには水かお茶を組み合わせましょう。④ 食べたら歯みがきを忘れないで!

あわてないで!いざという時の救急メモ
家庭でできる応急手当 口の中のケガ

出血している場合
- 血を飲み込まないように、吐かせるか、清潔なガーゼなどで口の中の血をぬぐいとる。
- ぬるま湯で口をゆすぐ。
- 出血しているところにガーゼを当て、強めに5~10分程度押えて止血する。
歯が折れた・抜けた場合
- 消毒のため、口の中をうがい薬などでよくゆすぐ。
- 抜けたところが出血している場合は、丸めたガーゼなどをかませて止血する。
- ほおや口もとを冷たいタオルなどで冷やしながら、折れた歯、抜けた歯を持って、至急、歯科を受診する。状態によるが、自分の歯を使っての修復が可能な場合もある。
歯を持っていく時
折れた場合
折れた歯が1mm以上の大きさの場合は、そのかけらをガーゼやティッシュに包んで持っていく。
抜けた場合
歯に砂などの汚れが付いていても、牛乳の中で軽く振り洗いする程度にとどめる。 この時、抜けた歯の根っこの部分ではなく頭の部分を持つようにする。 その後、冷たい牛乳に浸して持っていく。 ※ 牛乳は歯を保護する成分が含まれているので、抜けた歯を一時的に保管することができます。 こんなときも、すぐに歯科を受診しましょうぶつけた直後に…
歯がぐらぐらしている
- 歯の位置がずれている
- 歯が歯ぐきに食い込んでいる
- 歯の周りがドーナツ状に出血している
ぶつけた数日後に…
- 歯が変色してきた
- 膿(うみ)が出てきた
- 歯ぐきが腫れてきた
噛むことの基本は、正しい食生活から。
赤ちゃんの頃から“噛む習慣”を こどもは、噛むことの訓練を重ねながら、次第に“噛む習慣”を身につけていきます。 食事は歯ごたえのあるものを心がけ、こどもの食べる早さにあわせて、噛むことを根気よく教えてあげましょう。 また、この時期のこどもの間食は、三度の食事だけでは不足がちな栄養を摂るためのもの。 つまり捕食と考えた方がよいでしょう。 「三つ子の魂百まで」ということわざがあるように、小さい頃覚えてしまった甘いもの好きは、一生変えることができません。 離乳期からうす味、食べ物本来の味を教えることが、ムシ歯予防にもつながります。顎をきたえよう
【離乳期】
上顎をきたえる
![]() スプーンは斜め上からの正しい位置で! |
お子さんの歯の気がかり
歯の生える時期
[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”MO5.png” name=””]Q.11ヶ月の時点で歯が上下4本生えていますが、乳歯は何才くらいまでに、全部で何本生えればいいのでしょう?[/speech_bubble] [speech_bubble type=”std” subtype=”R1″ icon=”ot.png” name=””]A. 3才半ごろまでに20本生えそろえば問題なし! 標準的な乳歯の生える順序は、真ん中の前歯(乳中切歯)から生え始め、前歯の横の歯(乳側切歯)、第1乳臼歯、犬歯が生え、最後にいちばん奥の歯(第2乳臼歯)上下が生えるという順番で、全部で20本の乳歯が生えそろいます。 すべての歯が生えそろう時期は2才6ヶ月が平均的ですが、時期や順序には個人差が大きく3才で生えそろっていない子もいます。 歯は3才半ごろまでに生えそろえば問題ありません。[/speech_bubble]
虫歯の心配
[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”MO4.png” name=””]Q.3才くらいになれば自分で歯が痛いと伝えられると思うけど、赤ちゃんのうちはまだ無理。 手遅れになる前に虫歯に気づく方法はありますか?[/speech_bubble] [speech_bubble type=”std” subtype=”R1″ icon=”ot.png” name=””]A. 定期的に健診に来てください 乳歯のむし歯はほとんどの場合、痛みを感じたり、しみたりすることはありません。 ですから、子どもが歯を痛がるときは、相当むし歯が進行している可能性があります。 また、歯と歯の間など見えにくい部分がむし歯になっているケースがあるので、お母さんが初期段階のむし歯を見つけることはむずかしいと思います。 ご心配でしたら、北越谷歯科で定期的に歯のチェックをさせて頂きます。 [/speech_bubble]歯並びの心配
[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”MO6.png” name=””]Q.6ヶ月で前歯が生えてきたのですが、一つ一つの歯が大きく、大きさが不ぞろいで、ガタガタに生えてきています。 歯の大きさはいつか同じになるのでしょうか?[/speech_bubble] [speech_bubble type=”std” subtype=”R1″ icon=”ot.png” name=””]A. 歯の向きは変わっても大きさは変わりません 前歯は下の歯よりも上の歯が大きいなど、歯の種類によって大きさは異なります。 歯が大きく感じるのは、歯に対してお子さんの口がまだ小さいからかも。 今は生え方に段差があってもこれからまだまだ変わります。歯の大きさはすり減る以外、変わることはありません。 [/speech_bubble]その他の心配
[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”ob.png” name=””]Q.歯の裏側に黄色っぽい歯石らしきものが。いくら磨いても取れません![/speech_bubble] [speech_bubble type=”std” subtype=”R1″ icon=”ot.png” name=””]A. 歯石は歯科医院で取ってもらいましょう! 赤ちゃんでも歯石がつくことがあります。 歯石は唾液中のカルシウムが歯垢に沈着して硬くなるもので、特に唾液の出口に近い下の前歯につきやすく、家庭では取れません。 放置しておくと乳歯でも歯肉炎の原因になりますので、歯石が大量についている場合は、北越谷歯科にお越しください。その際、正しいブラッシング法も指導させて頂きます。 [/speech_bubble] [speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”MO7.png” name=””]Q.ときどき歯ぎしりのように、歯をガリガリしています。 歯に負担がかかっているようで心配になります。[/speech_bubble] [speech_bubble type=”std” subtype=”R1″ icon=”ot.png” name=””]A. 成長の一過程として見守ってあげてください 前歯が数本生えた時期に、上下の歯をこすり合わせたり、音を出したりすることはよくありますが、歯への負担や歯並びへの影響は心配ありません。 この歯ぎしりは時期が来れば自然としなくなるものですから、無理にやめさせようとしたりせずに見守ってあげましょう。 [/speech_bubble]