あわてないで!いざというときの救急メモ〜家庭でできる応急手当〜

よちよち歩きのころの赤ちゃんは、転んだりぶつかったりして、口の中をけがするトラブルによく見舞われます。
まず、口の中を切って出血していないか、歯が折れたり抜けたりしていないかを確認して、適切に処置しましょう。
出血している場合

①血を飲み込まないように、吐かせるか、清潔なガーゼなどで口の中の血をぬぐいとる。
②ぬるま湯で口をゆすぐ。
③出血しているところにガーゼを当て、強めに5~10分程度押えて止血する。
歯が折れた・抜けた場合
①消毒のため、口の中をうがい薬などでよくゆすぐ。
②抜けたところが出血している場合は、丸めたガーゼなどをかませて止血する。
③ほおや口もとを冷たいタオルなどで冷やしながら、折れた歯、抜けた歯を持って、至急、歯科を受診する。
状態によるが、自分の歯を使っての修復が可能な場合もある。
歯を持っていくとき

折れた場合:折れた歯が1mm以上の大きさの場合は、そのかけらをガーゼやティッシュに包んで持っていく。
抜けた場合:歯に砂などの汚れがついていても、水で洗わず牛乳の中で軽く振り洗いをする程度にとどめる。
その後、冷たい牛乳の中に浸して持っていく。
※牛乳には歯を保護する成分が含まれているので、抜けた歯を一時的に保管することができる。